R5.2.12 実生の植え替え

本日の活動は穴掘りからスタートです。

初めて使う穴掘り器に悪戦苦闘しつつもお父さんと一緒に頑張ります。

なぜ穴を掘っているのか?それは、鷹の巣辺りの遊歩道に生えているクヌギやコナラの実生(林野に種子が落ちて自然に生え成長する樹木)を、もっと広くて日当りの良い場所に移植して、大事に育てていこうという計画の為です。

これがクヌギorコナラの実生と思われます。30cmくらいです。冬なので当然葉はなく、正直ちょっと見ただけでは「何の木?」という感じです。

この近くには、同じく落葉樹のムラサキシキブなども生えているので、それの実生の可能性もあります。

花や葉の形で識別できないので、ここは「枝」に注目します。クヌギやコナラは葉が互い違いに生える「互生」です。一方ムラサキシキブは葉が対になって生える「対生」です。

枝をよく見ると、葉が出てくる前の冬芽が「互生」になっており、周囲に生えている樹木の種類から考えるとクヌギかコナラの可能性が高いと思われるわけです。

こうして推理していくのは謎解きみたいで面白いですね。では早速掘り出します。

これを先程の穴に植え替えて完成です。全部で13株の植え替えをしました。うまく育つかどうか見守っていきたいと思います。

もちろん、遊歩道の落ち葉かきも大切な仕事です。道行く人たちに「ご苦労様です」と声をかけて頂くと嬉しいですね。

虫大好き少年がバッタをゲット!越冬する種類だそうです。よく見つけたね~

【公式】小沢城址里山の会

小沢城址里山の会は川崎市環境局緑政課(現在は建設緑政局緑政課)主催により平成12年11月に開催された里山ボランテイア育成講座に参加し、その趣旨に賛同した有志が主体となり、平成13年4月7日に発足しました。貴重な里山の自然を守りながら、年間活動計画をもとに緑地管理作業を行っています。