冨士登山の記念碑

大きな碑は昔の冨士講(冨士山信仰の講社)の三十三回登山記念碑で明治九年(1876年)に、小さな碑は更に古く万延元年(1860年)に建立されたものです。多摩区金程、黒川から稲城市にかけての地域に「山冨講」という冨士講があり、講社の笠印は冨士山形の「冨」の講紋を持っていました。後ろの小高い所は冨士塚で登ることで冨士山に登ったことと同じご利益が授かると言われています。塚の築造当時には冨士浅間神社石碑がありましたが現在は失われています。当里山の会では小沢城址の自然環境を守ると共に冨士講記念碑や冨士塚などの遺構の保存に努めています。                    

小沢城址里山の会

【公式】小沢城址里山の会

小沢城址里山の会は川崎市環境局緑政課(現在は建設緑政局緑政課)主催により平成12年11月に開催された里山ボランテイア育成講座に参加し、その趣旨に賛同した有志が主体となり、平成13年4月7日に発足しました。貴重な里山の自然を守りながら、年間活動計画をもとに緑地管理作業を行っています。